今年もセンター試験がありましたね。受験生の皆さんは寒い中、本当に頑張っておられるご様子。大人になってその様子を見ると、その健気な姿に頑張れ!と応援したくなります。
しっかり勉強をしたら、あとは神頼み。京都では学問の神様「菅原道真」を祀った「北野天満宮」が有名なんです。
菅原道真公は、幼少の頃より学業に励み、調高い漢詩を作るなど、大変優れた才能の持ち主でした。学者出身の政治家として、政治ではその手腕を発揮し、国家の政務を統括されます。ところが藤原氏の策謀により、大宰権帥に左遷。無実の罪も晴れないまま、その2年後に大宰府で亡くなるという、不遇な生涯を送った方でした。
その後、天暦元年(947)に慰霊と皇城鎮護の神として、京都・北野の地にお祀りされることに。後に皇室や藤原氏、武将を始め一般民衆にまで広く崇敬を集めて、今日に及んでいます。
京都人をはじめ、他府県からも参拝に来られている方も多くいらっしゃいましたね。やっぱり学生さんが多かったかな。初詣の時期はものすごく混雑するそうで、1月中旬から2月上旬くらいが狙い目かも。今日(1月18日)参拝に行きましたが、社殿前には長蛇の列がありました。この列に並ぶの?と思っていたところ、アナウンスが聞こえてきました。「鐘を鳴らして参拝される方は列に並び、鐘を鳴らさず手を合わせられる参拝の方は、そのまま前に進み社殿の鐘横でお参りしてください。」との事。鐘を鳴らして参拝される列は200人~300人位いらっしゃったかも。今回は鐘を鳴らさず、そのまま前へ進んで参拝させてもらいました。鐘を鳴らさない参拝で良ければ、並ぶ事なくスムーズに参拝できますよ。
鐘を鳴らして参拝したい方は、寒さに気を付けて下さい。せっかく合格祈願で参拝に来られているのに風邪を引いちゃうと大変ですからね。体を冷やさないように防寒をオススメします。
社殿で祈願した後は、合格祈願の祈祷えんぴつ(800円)を購入される方も多いようです。私も学生の頃ですが、周囲でこちらの鉛筆を使って受験をされてる方を見ました。マークシートなどの回答用紙なら、えんぴつの方が扱いやすいですし、祈祷済みとのことなので、縁起も良いですね♪
境内には牛の像がたくさんあります。
菅原道真(天神様)が丑歳の生まれで、 牛は天神様のお使いと言われることが由縁だそうです。なぜ牛が横たわっているかと言うと、亡くなられた菅原道真公の御遺骸をお運びする際、車を引く牛が座り込んで動かなくなり、仕方なくその付近の寺院、安楽寺に埋葬したとの事ですが、この故事から境内各所にある神牛の像は、横たわった牛の姿となっているんですって。
牛の頭を撫でると、頭が良くなると言われています。牛さんの像を見つけたら、なでなでして帰りましょう♪また、体調が悪い人は自分の体の悪い部分と、牛のその同じ部分を交互に撫でると良くなるそうですよ。
梅が好きだった道真公。境内には約50種、1500本もの梅の木があります。京都でも梅の花の名所ともいわれているんですよ。2月上旬から、3月下旬までは「天神さんの梅開き」として、この梅苑を公開されています。2月25日には「梅花祭」も行われ、薫る梅を眺めながら、上七軒の芸妓さんによる野点も行われます。
野点拝服:1,500円(拝服券・宝物殿拝観券・撤饌引換券=三連券)
1月25日より拝服券頒布・先着3,000枚限り
満開の頃は、きっと美しい風景になるんだろうなぁ☆次は梅の季節に来たいですね。
北野天満宮
所在地:京都市上京区御前通今小路上る馬喰町
御利益:学業成就・学力向上祈願・入試合格祈願・各種試験合格祈願
時 間:9:00~17:00(受付時間)
境内無料、駐車場あり(毎月25日は縁日のため駐車不可)
市バス「北野天満宮前」下車すぐ