東野圭吾さんのベストセラー小説。2011年に映画化。映画が放映になった頃にも注目していましたが、なかなか観る機会が無くて。一度観てみたかった映画なんですよね。皆さんはもうすでに一度はご覧になられたでしょうか?
映画が好きな方や、小説をよく読まれる方の目線とは大きく違うと思いますが・・・私の感想です。
何とも湿気を感じるような映像。昭和の時代。最初は殺人事件の犯人捜し?音声が小さい、正直暗い映画だなぁという印象でした。苦手な部類の映画かと、途中で見るのをやめようかと思った程。
ですが、、、見ている内に、見事に引き込まれました。
ミステリアスで艶のある雪穂。堀北真希さんの目の使い方が何故か印象的で。これまで爽やかなイメージしかなかったので少し驚きました。こんな演技もする役者さんだったんだと。違和感を感じるという意見もあるようですが、高校時代からを演じるには堀北さんで良かったんではないでしょうか?自分を守る為の手段を取る姿など、それぞれ、その年代で表現する演技は素晴らしかったと思います。他に雪穂に似合う女優さんなら榮倉奈々さんかな。彼女も前クールのドラマ「Nのために」で初々しい高校生時代から、まっすぐに生きる女性を演じていて、素敵な女優さんだなって感じました。
何を考えているか解らない亮司。被害者息子のその後といった感じで映画を見ていましたが、雪穂と同じ闇を抱えて生きる亮司を演じる高良健吾さんに、気が付かないうちに惹かれてしまいました。儚くて脆いというか、、、表現が難しくて上手く言葉に出来ないのですが、そういう雰囲気が魅力的だと感じました。以前NHKドラマで「書店員ミチルの身の上話」にも出演されていましたが、主人公を深く思うあまり殺人を犯す、という今回と似た役柄で。その印象と共通していたのもありますが、とても印象深い俳優さんだと思います。
あまり書くとネタばれと言われてしまいそうなので、ストーリーについては書きません。
映画・ドラマと違った画き方で表現されている白夜行。私にしては珍しく、原作を読んでみようと思いました。それだけ、映画のインパクトが強すぎるのかも知れない・・・皆さんはこの映画をどう感じたんでしょうか。
堀北さんのこのヘアスタイルが好き。試してみたいけどすぐ崩れちゃいそうなので無理っぽいですね~(笑)