明日から、いよいよ山鉾が建ち始めます♪
釘を一本も使わない鉾。どんな風に組み立てているのか、気になりますよね☆ゆっくり見た事が無いので、時間があれば一度は見てみたいなぁと思っています。
さてさて、今日は女子が気になるご利益を持つ山鉾を、ちょっとご紹介♪
祇園祭の山鉾はご神体の由来や、ゆかりのある場所によって、様々なご利益があるそうです。お守りや粽(ちまき)、グッズなど各鉾町で販売もされているので、気になるご利益のものを購入してみても良いですね。ちなみに「長刀鉾」の粽は、京都に住む私たちの間でも大変人気の粽。なかなか手に入りにくい貴重なものなんですよ。
後祭では山鉾10か所の朱印を集めると、特製の手ぬぐいがもらえる「ご利益めぐり」も企画されています。集印カードは各山鉾町で無料でいただけるので、スタンプラリーのように山鉾を巡るのも楽しいかも♪手ぬぐいは数に限りがあるので気をつけてくださいね☆
最初にご紹介するのは縁結びのご利益をもつ鉾。女子的には一番気になるご利益ですよね☆
保昌山(ほうしょうやま)
丹後守平井保昌が妻となる和泉式部の為に、紫宸殿(ししんでん)の紅梅を、一枝手折る様子を表した保昌山は縁結びのご利益があると言われています。梅を盗もうとしているのを北面の武士に見つかり、矢を放たれながらも恋を成就させたというロマンティックなお話が素敵ですよね♪
気になるアイテム●御符(おふだ) 300円
綾傘鉾(あやがさほこ)
山鉾の古い形である「傘鉾」の姿を今もとどめる「綾傘鉾」。こちらは会所となっている「大原神社」にちなみ、縁結びと安産のご利益があるのだとか。実際に祭りの手伝いに来ていた方が結婚したり、粽が縁でカップルが出来たというお話も。
気になるアイテム●厄除縁結御守 500円
芦刈山(あしかりやま)
貧しさにより別れてしまった夫婦。3年後に富豪の乳母となり、暮らしに余裕が出来た妻が、夫を探しに行く、という謡曲(芦刈)にちなんだ山で、ご利益は夫婦和合(縁結び)。ふたりは和歌を詠み合い、お互いの気持ちを伝えあって復縁。出世した妻が向かえにいくなんて、昔の女性は強かったんですね!
気になるアイテム●手ぬぐい 600円
ここからは、金運とお仕事運☆
郭巨山(かっきょやま)
貧困の為に老母と子供を養えず、「母は再び得べからず」と子供を埋める穴を掘ったところ、地中から黄金が出てくる、という中国の故事が由来の郭巨山。金運開運のご利益があると言われています。また、母乳がよく出るようになる、「お乳のお守り」もあります。
気になるアイテム●あぶらとり紙 350円
鯉山(こいやま)
中国・霊山にある龍門という渓谷の激流を昇りきれた魚には霊力が宿り、竜になるとされた(登龍門)の伝説になぞらえ、立身出世の願いが込められた鯉山。水しぶきの中を昇る木彫りの鯉が山にも置かれています。仕事の厳しさも、鯉のように強くしなやかに昇りたい。そんな気持ちを叶えてくれるかもしれませんね。
気になるアイテム●厄除け茅の輪 500円
各山鉾では、他にも粽やお守りをご用意されています。ただ、縁結びの保昌山は大変人気のようで、早い時期に売り切れとなるそうです!ぜひお早目に。
気になるご利益の山鉾へ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?いつもと違う祇園祭が楽しめるかも♪
おいでやす、京都☆