台風の影響も少なく、お天気に見舞われた今日。続々と山鉾が建ち始めました!
長刀・函谷・菊水・鶏・月・放下鉾(なぎなた・かんこ・きくすい・にわとり・つき・ほうか)。それぞれ組み立てられていきます。この6つの鉾は大きさも他の山鉾と違い、高さは地上から約25m、重量が約7トン、最も重いもので9トンもあります。巡行の時にはさらに人間が乗り込み、8.5トン~12トンになるそうです。いつも巡行を見ていましたが、これほど重いものとは思っていなかったので驚きです!
また鉾の広さは4畳半~6畳。そこにコンチキチンの祇園囃子を演奏する囃子方が約40人近く乗り込みます。下から見ている分にも、多いなとは思っていましたが・・・祭の情緒を表現する祇園囃子ですが、蒸し暑い中での演奏は、本当に大変そうですね。
今朝は時間があったので、放下鉾の組み立てを少し見てきました。鉾町の人たちが暑い中、釘を使わない鉾を「こっちだー、そこだ!」と声を掛け合いながら、ひとつひとつ組み立てていて。帰りに寄ってみましたが、そこにはしっかりと土台が組み立てられていました。
大きな鉾は土台が命ですよね。しっかりと縄を巻き結わえられています。人間の手でここまで結わえるのは、かなり力が必要でしょうね。スゴイ!
鉾頭を乗せる真木(屋根の上に伸びる長い棒)の部分も、鉾の傍に横たわっていました。
スゴイ長さです☆月鉾の飾り屋根を見学した際も思いましたが、普段手の届かない場所にあるものが、目の前に見られるって貴重ですよね。
放下鉾は今日からの鉾建てでしたが、他の鉾は昨日からだったので、さらに準備が進んでいました!
長刀鉾
近くに大丸や東急ハンズなどもあり、にぎやかな烏丸南側に建つ鉾。当日は本当に多くの人が、この鉾を眺めることでしょう。お稚児さんも乗り込む、くじ取らずの巡行一番目ですから。今日もまだ組み立て段階なのですが、写真を撮る方がいらっしゃいました。ちなみに粽等の販売は、まだしていませんでした。
粽(ちまき)について少しご紹介☆
祇園祭の粽は食べるものでは無く、目に入りやすい玄関や門口などに吊るして、翌年の祇園祭で新しい粽と取りかえるまで疫病災難除けとして飾っておくものです。その昔、スサノヲノミコトが旅中に貧しい蘇民将来の家で、一晩の宿とあたたかいもてなしを受けました。そのお礼として蘇民将来の子孫には疫病の厄を免れさせると約束し、目印として茅の輪(ちのわ)を腰につけさせたのが、粽のおこりとされています。
女性は長刀鉾には上がれないので、長刀鉾に繋がる二階から眺めることになります。粽購入で入場可。
他の鉾も同じように、着々と準備が進んでいます!
昨日、ビニールシートを被っていた函谷鉾もこんな感じ。
屋根に赤い綱隠が掛けられています。あと、もう少しですね☆
池坊大学近く、鶏鉾。
こちらは、女性も上がる事が出来る鉾。人気でいつも列をなしていますよ☆
先日、飾り屋根の見学にいった、月鉾。
あの漆塗りで美しい屋根が乗せられていますが、まだブルーシート被ってますね。
烏丸界隈は山鉾建てで、賑わい始めました!7月13日(日)までには、四条傘鉾と孟宗山以外が出揃います。曳き初めなどのイベントは一般の方も参加できる事がありますので、愉しみですね♪
どんどんレポしていきます☆
おいでやす、京都☆