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出町ふたば 豆餅

暑い日が続きますが、みなさん体調は崩していませんか?適度な塩分と水分・糖質を摂って、京都の蒸し暑い夏を乗り切りたいところです。そんな夏にあっさりといただける、体にも優しい和スイーツをご紹介したいと思います♪

出町ふたばの「豆餅」

futaba
豆餅と言えば、「出町ふたば」さんの「豆餅」。これ以外にありえません!京都に住んでいて、出町ふたばさんの豆餅を知らない人は、居ないんじゃないでしょうか。近年、テレビや雑誌などでも、京都の定番和スイーツで紹介されています。
  

私がこの出町ふたばさんの「豆餅」と出逢ったのは、おすそわけで頂いたのが最初でした。以前勤めていた会社の社長が、ふたばさんの豆餅が大好きで、よくお取り寄せをされていたんです。お取り寄せといっても、出町ふたばさんでは当日の朝に豆餅を作られるので、お付きの方が朝から買い出しに行かれる、という方法だったんですが。そんな貴重な豆餅を、いつもおすそわけして下さる社長に感謝してました♪だって朝から並ばないと売り切れちゃうんですもん。


創業明治32年(1899年)和生菓子・赤飯などの専門店で、世界遺産「下鴨神社」の近くにお店があります。
DSC_1638発売から115年の豆餅は、1日2,000個を完売する人気の和菓子。その豆餅を買う為には、10~20分並ぶのが当たり前。戦後には200人以上のお客様が並んだ、とも言われています。それほどしてまで食べたい、価値のある美味しい豆餅。その行列も夏場は客足が少し遠くなる為、行列は少なめ。今の時期がチャンスかも☆


もともとは石川県で食べられていた豆餅。餡(あん)が入っていないお餅だったのですが、石川県小松市出身の初代・黒本三次郎さんが「塩味の豆餅」を京都で広めようと考案。庶民的なおやつとして親しまれる生菓子を目指し、餡を入れた大福餅を造り出されたそうです。


さて、創業当時から変わらないという豆餅の製造工程は、一体どんなものなんでしょう?


まずは餡(あん)の工程。小豆は上品な甘みが特徴の北海道・十勝産を使用。圧力釜で1時間、小豆が柔らかくなるまで炊きます。滑らかなこしあんに仕上げる為に、皮と果肉を丁寧に分別。ここで果肉の余計な水分を取り除きます。その後、砂糖と小豆の果肉を合わせて炊き上げ、甘い餡になります。上品な甘さで、あっさりとしたこしあんは小分けにして、1日寝かせてまろやかな味わいに。


続いて、豆餅のお餅作り。滋賀産・羽二重餅米を使って作られます。滑らかな舌触りの餅米を、およそ20分間蒸し上げ、杵で約100回つきます。かくし味に塩を入れるそうですが、これが豆餅の美味しさの秘密。餅自体の塩味に繋がっているんですね。その後、自家製の石臼に移して更につきます。独特の柔らかいお餅に仕上げる為に、二度お餅をつくのがこだわりだそうですよ。あの伸びる柔らかなお餅は、こうして手間をかけて作られているんですね。美味しいはずです☆


豆餅にとって重要な役割の赤えんどう。北海道産の赤えんどうを最大4時間かけて蒸し上げ、しっかりと塩味をつけていきます。その赤えんどうを石臼の餅に加え、熱いお餅を折りたたむように、豆を壊さないように均一に混ぜられます。1回つきあげたお餅で100個分の豆餅が作られるそうです。1日2,000個という理由がわかりますね。


最後に柔らかなお餅を取り分け、餡子を詰めて仕上げられます。職人さんたちが手際良く、丁寧に豆餅を作っています。赤えんどうの存在感が出るように丸められる豆餅。これも職人技。ひとつひとつ、見た目も美しい豆餅に仕上がっていきます。
DSC_1658こうして、丁寧に作られた豆餅。1個175円で1日2,000個用意されています。ひとりで10個以上、買いに来られる方もいらっしゃるとか。親子三代にわたって、買い続けるお客様もいらっしゃるくらい、美味しさは本物なんです。


最初に食べた時は、ホントに感動しました。これまで食べてきた豆餅(大福)はなんだったの?って思うくらいに。お餅の柔らかさ・餡の上品な甘さとなめらかさ・赤えんどうの塩味が三位一体、上手く合っています。


ふたばさんの豆餅を食べてからは、これ以上の美味しい豆餅に出会ったことはありません。1個では物足りないので、2個食べちゃうなんて事も。また、季節によって豆を炊く際の塩加減を変えていると、以前聞いた事があります。こだわりの豆餅。夏場の疲れた体に塩分と糖質、エネルギー源になる炭水化物が摂れて体が喜びそうですね♪


世界遺産「下鴨神社」に参拝に来られたら、立ち寄られてみてはいかが?
出町ふたば
住所:京都市上京区出町通り今出川上ル青竜町236
時間:8:30~17:30
休日:毎週火曜日と第4水曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス:京阪出町柳駅5番出口西へ徒歩5分
京都市上京区青竜町236
京都市内の百貨店でも販売されています。事前にチェックしてみてもいいですね♪
■京都高島屋
地下1階 銘菓百選フロアにて販売

■JR京都伊勢丹
月・水・金・土・日の正午から・午後2時30分から販売
※土曜日は午後2時30分からのみの販売 ※第4水曜日を除く

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