ここ数日、通りを歩いていると祇園囃子(ぎおんばやし)のコンチキチン♪が聞こえてきます。祇園祭の本番にそなえ、練習に熱が入っているようですね☆実は、山鉾ごとにお囃子が異なり、曲目も30曲あるそうですよ。楽器は鉦(かね)・太鼓、笛の3種類のみ。毎年聞いていても、聞き分けるのが難しい☆コンチキチンの祇園囃子は、祭りの粋と情緒を感じさせる大切な要素なんです。
今日は月鉾(つきほこ)の飾り屋根を展示されている、ホテルモントレに行ってみました。8日~10日、鉾を建てるまでの、限定展示☆
祇園祭の山鉾で最も大きくて、重い鉾が月鉾。鉾を飾る装飾も、細部に至るまで素晴らしく、動く美術館とも言われているそう。今回はその飾り屋根の部分を、間近に見られるという事で、早速見学してきました。
飾り屋根の大きさは、長さ約5メートル、幅約4・5メートルで、約180年ぶりに新調されたとのことです。ホテル内のチャペル前に展示されていますが、結構な大きさで迫力があります!
月鉾の由来は応仁の乱より以前。その昔「かつら男ほく(ほこ)」と呼ばれ、鉾頭に新月をいただき、天王座には月読尊を祀っていることから、その後月鉾と呼ばれるようになりました。
ちなみに現在の月鉾は、1835(天保6)年頃の創建とされています。今回は再利用した金具を除いて、傷んだ屋根板全体を2年掛かって復元されました。
漆塗りが黒く艶があり、とても美しかったです。細工も細かなもので素敵。
祇園祭になると、提灯に明かりが灯って、山鉾も綺麗に映えるのですが、こうして普段見る事の出来ない、高い屋根の部分を見られるなんて、大変貴重だと思いますよ♪ぜひ一度立ち寄ってみては?
おいでやす、京都☆
月鉾 飾り屋根 復元 新調お披露目会
場所 ホテルモントレ京都1階 チャペルガーデン
〒604-8161 京都府京都市 中京区饅頭屋町604
地下鉄烏丸御池駅6番出口徒歩2分/地下鉄四条駅・阪急烏丸駅22番出口徒歩5分/京都駅よりタクシー10分
期間 2014年7月8日(火)~7月10日(木)
時間 10:00~20:00(最終日は19:00まで)
入場料なし、自由に観覧できます。