音のする方へ近付いてみると、蟷螂山(とうろうやま)の曳き初めでした☆
迫力ある和太鼓と元気な掛け声。雅やかな祇園祭とは違って、賑やかでお祭り気分が高まる感じ☆各山鉾では試運転も兼ねて、綱で山鉾を引くんですよ。その綱を引くのは老若男女関わらず、その場に居る人で引けるので、小さな子供や女性が愉しんでいました♪
屋根には、からくり人形の蟷螂(かまきり)が乗っています。今日はパラパラと小雨の雨模様だったので、ビニールが被せられており、様子があまり解らなかったのが残念。
蟷螂山は祇園祭の山鉾の中で、唯一からくり人形を乗せた山。他の山鉾と違い、からくり仕掛けがあるので、注目を集めており人気なんですよ♪
そのからくり人形の蟷螂。そのまま通行してしまうと、通りにある電線の高さと同じ位置。なので山に乗り込んだ屋根方(電線等の障害を調整する人)が、さすまた?のような道具で電線を持ち上げ、通行していました。
道具が不完全だったのか、電線を持ち上げた高さが足らず、からくり人形の蟷螂がメキメキっと微妙な音を立てて、引っかかってしまいました。それを眺めていた周囲のギャラリーからも悲鳴のような声。大事なからくり人形が潰れちゃったのでは?と見ているだけで冷や汗。。。すると、どこからか「がんばれー!」と子供さんの声が。その声のおかげか無事、通行することができました。
その後も四条通~錦小路~蛸薬師で折り返して、もとの蟷螂山町に戻りました。雨が少し強くなってきたので、すごくタイミング良かったなぁ♪それに曳き初めしている間は、ずっと和太鼓が威勢良く鳴っているので、ほんとお祭り気分♪ギャラリーも100人以上はいたと思います。有名で大きな山鉾では有りませんでしたが、違った祇園祭を楽しめました。
また明日、四条傘鉾と孟宗山が建ち、全部揃う山鉾。少しずつご案内出来ればと思っています。
おいでやす、京都☆